黒ビールのコクうまソースが決め手
ポークメダイヨン
豚ヒレ肉をベーコンで巻いて焼いた「ポークメダイヨン」に、ビールソースを合わせた一品です。「メダイヨン」とはフランス語でメダルのこと。メダルのように丸い形からこのように呼ばれています。脂の少ないヒレ肉をベーコンで巻くことで、脂のウマ味とコクが加えられ、ビールとの相性もよくなります。さらにソースはドイツの肉料理でよく使われるビールソース。黒ビールを使って、甘酸っぱくてほどよい苦みとコクのあるソースに仕上げています。あわせるビールは、もちろんソースにも使用したドイツのボック「アインガー セレブレーター」。ほのかな甘みとしっかりとした飲み口は、この料理にピッタリです。

材 料
(2人分)
豚ヒレ肉…1/2本
スライスベーコン…3枚
塩…適量
コショウ…適量
オリーブオイル…大さじ1/2
<ソース>
タマネギ…1/2個
小麦粉…大さじ1/2
黒ビール…150cc
固形コンソメ…1/2個
砂糖…小さじ1/2
塩…適量
コショウ…適量
オリーブオイル…大さじ1
つくりかた
- 熱したフライパンにオリーブオイルを引き、薄くスライスしたタマネギを入れてアメ色になるまで弱火で20~30分ほど炒めます。炒め終わったら皿に移します。
- 豚ヒレ肉を2.5~3cmの厚さに切り、ベーコンは縦半分に切ります。
- 2の豚ヒレ肉に塩、コショウを振り、ベーコンを巻いて爪楊枝で止めます。
- 熱したフライパンにオリーブオイルを引き、3の豚ヒレ肉を中火で焼き色が付くまで焼きます。焼き色が付いたら裏返し、フタをして中弱火で5分ほど焼きます。
- 豚ヒレ肉が焼けたら、ベビーリーフやプチトマトと一緒に皿に盛り付けます。
- 熱したフライパンに2のアメ色タマネギを戻し、小麦粉を入れて炒めます。そして黒ビールを注ぎ、沸騰したら固形コンソメ、砂糖を入れて中火で半量になるまで煮込みます。
- 塩、コショウで味を調えたら5の豚ヒレ肉にかけ、お好みでピンククペッパーをのせて完成。
フライパンで簡単に作れる
めんつゆ焼き鳥
焼き鳥といえば、タレをつけて炭火で焼いた香ばしい専門店の味を思い浮かべてしまいます。ですから家庭で焼き鳥を作るなんて、考えたことがないという人も多いはずです。でもフライパンを使って、家庭でも簡単に焼き鳥を作ることができるんです。しかもタレは、市販の濃縮めんつゆだけなので本当に簡単です。そんな、ダシ香る焼き鳥に相性抜群なビールは、オクトーバーフェストの中心を担う、400年以上の歴史を持ったドイツのピルスナー「ホフブロイ オリジナル」。麦の甘みとホップの香りが楽しめて、苦みが少なく後味がスッキリとした味わいは“和”のおつまみにピッタリです。

材 料
(2人分)
鶏モモ肉…1枚
長ネギ…2本
シシトウ…8本
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ3
サラダ油…大さじ1/2
つくりかた
- 鶏肉はひと口大に切り、長ネギは3cmほどの長さに切ります。シシトウは破裂防止のため、包丁で切れ目を入れておきます。
- 竹串に1の鶏肉と長ネギを交互に刺していきます。先端と根元、両側が鶏肉になるようにし、長ネギを押さえるように刺していくと、長ネギがまわって焼きづらくなることが防げます。鶏肉の大きさにもよりますが、およそ6本の串が作れます。
- フライパンを中火で加熱してサラダ油を引いたら、2を入れて3分ほど焼きます。鶏肉から水分が出てきたら、キッチンペーパーなどに吸わせながら焼いてください。
- 焼き色がついたら裏返し、1のシシトウを入れてさらに3分ほど焼きます。シシトウはたまに裏返してください。
- 鶏肉に火が通ったらめんつゆを加えて、片側30秒ずつ焼きます。
- シシトウと焼き鳥を取り出して、皿に盛り付けます。そして残っためんつゆをとろみが出るまで煮詰め、できあがった焼き鳥にかけたら完成です。
沖縄のおいしい定番料理
にんじんしりしり
沖縄の定番家庭料理「にんじんしりしり」は、千切り用スライサーで細く切ったニンジンと卵を炒めたシンプルな料理です。ニンジンをすりおろすときの「すりすり」という音から「しりしり」という名が付いたといわれています。家庭によって、ツナ缶やスパムを入れたり、味付けにしょう油や和風だしの素を入れることもあります。ここで紹介するのは、ツナ缶を入れ、塩だけで味付けしたシンプルなものです。そんな素材の味を楽しむ料理には、フルーティーな香りが爽やかな「ピンカスヴァイツェン(有機栽培)」がおすすめ。ニンジンの甘みとヴァイツェンビールの軽い酸味との相性は抜群です。

材 料
(2人分)
ニンジン…1本
卵…1個
ツナ缶…1缶(105g)
塩…小さじ1/2
サラダ油…大さじ1
つくりかた
- ニンジンの皮をむき、千切り用スライサーでニンジンを千切りにします。包丁で千切りにしたものと違って、スライサーで切ったニンジンはしんなりとして味がしみやすいので、スライサーでの調理をおすすめします。そして卵は溶いておき、ツナ缶は油を切っておきます。
- フライパンに油を引き、1のニンジンを入れて中火で炒めます。
- ニンジンがしんなりしてきたら、1のツナ缶と塩を入れて軽く炒めます。
- 溶き卵をまわし入れ、卵が固まるまでざっくりと混ぜれば完成。
ひと口でほおばる豚キムチ
キムチの豚バラ巻き
ビールとよく合う定番料理「豚キムチ」を串焼きにしたのが、今回ご紹介するおつまみです。ひと口ほおばれば、豚バラの甘みある脂、キムチの辛みと深い旨みが口の中に広がります。こんなガツンとパンチの効いたおつまみに合うのが、フィリピンを代表するブランド“サンミゲール”のストロングビール「レッドホース」。芳醇な味わいのピルスナーながら、アルコール度数は8%と高めなので、豚バラとキムチに負けないパンチ力があります。お互いのおいしさを引き立てるマッチングで、ついついビールが進んでしまいますが、アルコール度数が高いので、飲み過ぎには気をつけましょう。

材 料
(2人分)
豚バラスライス…200g(8枚)
白菜キムチ…80g
ごま油…大さじ1/2
つくりかた
- 長さ30cmほどの豚バラスライスを半分に切ります。キムチは水気をよく絞っておきます。
- 切った肉を1枚広げ、キムチひと口分(10g)ほど載せて、端から強めに巻いていきます。これをもう1枚の広げた肉に載せ、キムチが見えなくなる方向に巻いていきます。
- すべて巻き終えたら、竹串に肉巻きを2個ずつ刺していきます。竹串を2本使うと、肉巻きがクルクルと回転せず、焼きやすくなります。
- フライパンにごま油をひき、3の肉巻きを並べます。中火で3分焼いたら、裏返してさらに3分焼きます。焼き上がったら皿に盛って完成です。
爽やかな酸味があとを引く
ホタテの梅しそカルパッチョ
一年中おいしく味わえるホタテですが、季節によってその味わいは変わります。6~8月は貝柱が大きく成長し、最も旨味が凝縮される旬の季節。刺身や浜焼きなど、貝柱を味わう料理がぴったりです。甘みがとても強くなるので、梅しそカルパッチョにして、さっぱりといただくのもおすすめです。そんな旬のホタテにマッチするのが、オーストラリアを代表するクセのない柔らかな味わいのピルスナー「ヴィクトリア ビター」。華やかな香りとほんのりとした苦みが、ホタテの甘みを引き立ててくれます。

材 料
(2人分)
生食用ホタテ…5個
青じそ…3枚
ミョウガ…1/2本
梅干し…1個
しょう油…小さじ1/2
酢…小さじ1
オリーブオイル…大さじ1
コショウ…少々
つくりかた
- ホタテの水気をキッチンペーパーなどで取り、横に3~4枚にスライスします。青じそとミョウガは千切りにします。
- 種を取ってたたいた梅干し、しょう油、オリーブオイル、コショウをよく混ぜ合わせます。
- 1のホタテ、青じそ、ミョウガを器に盛り、2の梅ソースをかければ完成。