日本ビールスタッフの「気まぐれコラム」ビールがあればいつでも幸せ 日本ビールスタッフの「気まぐれコラム」ビールがあればいつでも幸せ

【ラズベリー・スネークバイト】

ビールとシードルを1:1で割った「スネークバイト」というビアカクテルがあります。ビールにリンゴの甘みが加わるので口当たりがよく、ついつい飲み過ぎて酔いがまわってしまいそう。そんなことから「スネークバイト(=蛇のひと噛み)」なんていう名前がつけられたのかもしれません。

そんな名前にラズベリーが付いたこの「ラズベリー・スネークバイト」は、単に「スネークバイト」にラズベリーを加えたものではありません。ラガーやエールの代わりに「ラズベリービール」、これに「カシスリキュール」を合わせたビアカクテルです。

今回使用したラズベリービールは「ランビック」と呼ばれる、自然のなかにある自然酵母を使って発酵させ、2年以上熟成させたベルギーを代表するビール。これにラズベリー果汁を加えて熟成させた「リンデマン フランボワーズ ミニ」です。

飲むと甘酸っぱい香りと味が広がる「リンデマン フランボワーズ」だけでもおいしいですが、さらにカシスリキュールの甘みを加えて、よりカクテルっぽく味わいたいという人におすすめです。

ふたつの果実の甘くて爽やかな味わいが広がる「ラズベリー・スネークバイト」。あまりにもおいしくて飲み続けていると、蛇に噛まれるのでご用心を。

 <作り方>

  1. 氷を入れたグラスに、カシスリキュール20mlを注ぎます。
  2. そこによく冷やしたラズベリービール250mlをゆっくりと注ぎます。
  3. これを軽くステアすれば完成です。

<おすすめのビール>

【レッド・バード】

トマトジュースを使ったカクテルは、ウォッカと合わせた「ブラッディ・メアリー」。それと、ビールと合わせた「レッド・アイ」が有名ですが、このふたつを合わせたようなカクテルがあります。それが今回紹介する「レッド・バード」です。

ビールとトマトジュース、ウォッカを合わせて作るカクテルで、アルコール度数は10度ほど。「レッド・アイ」ではちょっと物足りない、そんな人に飲んでほしいビアカクテルです。

合わせるビールは、あまりクセのないピルスナーがおすすめ。今回は東南アジアを中心に、世界中で親しまれているシンガポールのピルスナー「タイガー」にしました。スッキリとした飲み口なので、トマトジュースの味も引き立ててくれます。

スティック状に切ったセロリをマドラー代わりにして、たまにかじりながら飲むという楽しみ方もおすすめです。もう少し引き締まった味わいがいいという人は、グラスの縁をレモンで濡らして、塩やコショウをつけたスノースタイルにしたり、レモン汁やタバスコを入れてパンチのある味わいにしてみたり、好みの味を作るのもいいですね。

<作り方>

  1. 氷を入れたグラスにウォッカ30ml、トマトジュース60ml注ぎます。
  2. そこによく冷やしたビールをゆっくりと注ぎます。
  3. そして、軽くステアすれば完成です。

<おすすめのビール>

ビール腹の原因はビールではない
【エンプティ・カロリーの話】

お酒好きな人のお腹がぽっこりと出ていると「ビール腹」なんてよく言いますが、実はビールそのもので太るということはありません。

 アルコール由来のカロリーは、脂肪として蓄積されにくい「エンプティ・カロリー」。体に蓄積されず、優先的に分解されてすぐに熱に変わります。お酒はアルコール度数が高くなればなるほどカロリーも高くなりますが、摂取してもすぐに消費されるので、直接“太る”ことにはつながらないのです。

ではなぜ「ビールは太る」と言われるのでしょう? それはビールに、脂肪のもとになる糖質やたんぱく質といった栄養素が含まれているから。体にいいお酒と言われる半面、脂肪のもとになるカロリーも含まれているのです。

とはいえ、ビールに含まれている糖質は350mlあたり約10g。ご飯1杯(150g)約55g、食パン1枚(60g)約28gに比べるとかなり低いことがわかります。決して「ビールは太る」と言われるような数字ではありませんね。

だからといって油断してはいけません。エンプティ・カロリーは、体に蓄積しないカロリーですが、このカロリーが消費されている間、食事によって摂取したカロリーは消費待ちの状態。ですからお酒を飲めば飲むほど、ほかのカロリーは消費されず脂肪として蓄積されてしまうのです。

もうおわかりの方もいらっしゃると思いますが「ビール腹」の原因は、ビールではなく食事やおつまみだったのです。お酒を飲みながら食事やおつまみを食べるということは、通常の食事よりも脂肪がつきやすくなってしまうということなのです。

「最近ぽっこりお腹が気になる……」という人は、できるだけカロリーの低いおつまみにしてみてはいかがでしょう。糖質、脂質、濃い味、炭水化物は避け、豆類やナッツ、チーズといった糖質の低いものがおすすめです。キムチ、豆腐、枝豆、キュウリなども低カロリーです。

またお酒を飲むと、体はアルコールを分解するために血液中の糖分を消費します。すると血糖値が下がり、脳が一時的に空腹だと勘違いしてしまいます。するとあの「〆のラーメン」が脳裏にチラついてしまうのです。しかし、そこはグッとこらえましょう。しばらくすると空腹感はなくなります。ガマンできない人は、飴を1個なめるとずいぶん違いますよ。

【アペロール・ミスト】

「アペロール」というお酒をご存じでしょうか? 1919年にイタリアで誕生した、オレンジとハーブで作られたリキュールです。日本ではあまり馴染みがないですが、2019年の段階で消費量が世界第6位、アペロールを使ったカクテルは世界第9位に選ばれるほど人気のあるお酒です。

そんなアペロールを使ったカクテルには、さまざまな種類があります。なかでも、氷を入れたグラスに、アペロール、白ワイン、炭酸水を注いだ「アペロール・スプリッツ」、同じく氷を入れたグラスに、アペロールと炭酸水、それにレモンを入れた「アペロール・ソーダ」はポピュラーなカクテルです。

しかし、ビール党に飲んでほしいのは「アペロール・ミスト」というカクテル。アペロール、100%レモンジュース、ビールを合わせたビアカクテルです。合わせるビールは、フルーティーな味わいのホワイトがおすすめです。

今回使ったのは、有機農法オレンジピールや有機農法レモングラスを原料に使ったホワイト「ジェード オーガニック ブランシェ」。アペロールと同じく、原料にオレンジを使ったビールなので相性は抜群です。フルーティーな香りと味わいが爽やかで、つい飲み過ぎてしまいます。

「アペロール・スプリッツ」「アペロール・ソーダ」は、どちらも氷を入れますが、ビアカクテルの場合は、味が薄まってしまうので氷を使わないのが基本。ですから「アペロール・ミスト」には氷を使わないほうが、爽やかな味わいを長く楽しめます。

基本的な作り方は以下のようになりますが、お好みでアペロールやビールの量を変えてもおいしくいただけます。

作り方

  1. よく冷やしたアペロール30ml、レモンジュース30mlをグラスに注ぎます。
  2. そこによく冷やしたビールをゆっくりと注ぎます。
  3. そして、軽くステアすれば完成です。

おすすめのビール

【パナシェ&ビター・オレンジ】

ビールをジンジャーエールで割ったら「シャンディ・ガフ」、トマトジュースで割れば「レッド・アイ」、コーラで割ると「ディーゼル」というように“ビール+ジュース”のカクテルには、いろいろな種類があります。

なかでもスッキリとして飲みやすく、夏の暑い日にぴったりなのが、柑橘系のシュースで割った「パナシェ」と「ビター・オレンジ」です。

パナシェ」は、ビールとレモンスカッシュを1:1で混ぜて作るカクテル。フランス語で「混ぜ合わせた」という意味があります。サイダーのような透き通った炭酸飲料でもパナシェと呼ばれることがありますが、やはりレモンの酸味が効いたレモンスカッシュがおすすめです。

今回パナシェに使用したビールは、しっかりとした味わいながら飲みやすい「サンミゲール」。レモンの風味を生かしながら、ビールの味わいも楽しめる組み合わせです。

ビター・オレンジ」は、ビールとオレンジジュースを1:1で割ったカクテル。オレンジジュースの甘みとともに、ビールのほろ苦さが感じられます。オレンジジュースは、やはり100%果汁のものがおすすめです。

ここで使ったビールは、オレンジジュースの甘みよりも、ビールほろ苦さを押し出すために、大量のホップを使った苦みの強い「ダブルホップモンスターIPA」。ホップのほろ苦さがオレンジの香りと一緒になって、オレンジピールのような味わいが楽しめます。

同じ名前のカクテルでも、使うビールによってさまざまな味に変わります。みなさんもぜひ、いろいろなビールで試してみて、お気に入りの組み合わせを見つけてください。

作り方

【パナシェ】

  1. よく冷やしたビールをグラスに1/2注ぎぎます。
  2. 次によく冷やしたレモンスカッシュを注ぎます。
  3. そして、軽くステアすればできあがり。

おすすめのビール

 

【オレンジ・ビター】

  1. よく冷やしたビールをグラスに1/2注ぎぎます。
  2. 次によく冷やしたオレンジジュースを注ぎます。
  3. そして、軽くステアすればできあがり。

おすすめのビール