日本ビールスタッフの「気まぐれコラム」ビールがあればいつでも幸せ 日本ビールスタッフの「気まぐれコラム」ビールがあればいつでも幸せ

泡の良し悪しはグラスで決まる!
【ビールグラスの洗い方】

このコラムの最初に、ビールをおいしく飲むための注ぎ方を紹介しましたが、今回はビールとグラスの関係について話をしていきましょう。

グラスに注がれたビールの泡は、粗いとすぐに消えてしまいます。そして、泡が消えてしまうと酸化や炭酸の抜けが早くなり、味の劣化が早く進んでしまうのです。

では、どうすれば持ちがいいキメ細かい泡を作ることができるのでしょう? それはグラスをキレイに洗うことです。「グラスはいつもキレイに洗っているよ!」という声も聞こえてきそうですが、ビールの泡はとってもデリケート。少しのホコリや油分で、キレイな泡を作ることができなくなってしまいます。

そこで、ビールをおいしく飲むためのグラスの洗い方を紹介しましょう。まずは、ビールグラス専用のスポンジを用意します。油の付いた皿やフライパンを洗ったスポンジには、料理の油分が残っています。そのスポンジでグラスを洗うと、グラスに油を移してしまうことになります。

そして、洗剤をキレイに洗い流します。十分にすすがず、グラスに洗剤が残ってしまうと、泡持ちが悪くなってしまいますので、しっかりと洗い流すようにしましょう。

すすいだグラスは伏せて水気を切り、そのまま自然乾燥させます。布巾などで拭き取ると、ホコリや油分を付けてしまう可能性があります。グラスを伏せて置くときは、風通しのいい網の上、もしくは箸などの上に置いて内側がしっかり乾くようにしておきましょう。

このようにすれば、キメ細かい泡が最後まで残ったおいしいビールが味わえます。日頃からキレイな泡を作れないと思っている人は、ぜひ試してみてください。