ビア&グルメ Beer&Gourmet ムッシュ近藤の レシピは僕におまかせ ビールをもっと美味しくいただくためのカンタン料理のご提案 ビア&グルメ Beer&Gourmet ムッシュ近藤の レシピは僕におまかせ ビールをもっと美味しくいただくためのカンタン料理のご提案

サクッと香ばしい
スティックチーズパイ

パイと聞くと、砂糖をまぶした甘いお菓子を想像してしまいますが、今回紹介するのはビールのおつまみにピッタリの「スティックチーズパイ」です。サクッとした軽い歯ごたえと、パルメザンチーズの濃厚な味わいと豊かな香りで、ビールが進んでしまいます。そんなチーズパイと一緒に飲みたいビールは、有機ロースト麦芽で作られた「ジェード オーガニック アンバー」。まるで全粒粉で焼いたフランスの田舎パン“カンパーニュ”のような香りがする「アンバーエール」です。フルーティなホップの香りは、チーズパイの味を一層引き立てます。

材 料

(2人分)

冷凍パイシート…1枚
溶き卵…適量
パルメザンチーズ…大さじ2

つくりかた

  1. あらかじめ解凍した冷凍パイシートに溶き卵を塗ります。
  2. その上にすりおろしたパルメザンチーズを均一に振ります。チーズは市販の粉チーズでもOK。
  3. パイシートを幅1cmの棒状にカットして、2回ねじります。
  4. 200℃に予熱しておいたオーブンで15分焼けば完成。

さっぱりとおいしい中華の定番
ウンパイロウ

ゆでた豚バラ肉を雲に見立てた四川料理「雲白肉(ウンパイロウ)」。豚バラ肉のブロックをゆでてから薄切りにするのが本格的な作り方のようですが、スライス肉で作られたものも、中華料理店でよく提供されています。ですからここでは、より簡単に作れるスライス肉を使ったレシピを紹介します。ニンニクの効いたしょう油ベースのたれによく合うビールは、スッキリとしたノド越しの「ピルスナー」。程よい苦みと甘みのある「バリハイ」は、豚肉の甘い脂身やニンニクの香りを引き立ててくれます。

材 料

(2~3人分)

豚バラ肉スライス…200g
キュウリ…1本
【たれ】
おろしニンニク…1片分
おろしショウガ…1片分
しょう油…大さじ2
ごま油…大さじ1
酢…大さじ1
砂糖…大さじ1/2

つくりかた

  1. キュウリをピーラーで薄切りにします。
  2. 沸騰したお湯に日本酒(分量外)を少々入れ、食べやすい適当な大きさに切った豚肉を入れてゆでます。
  3. 豚肉の色が変わったらザルにあげて水気をしっかり切り、粗熱が取れたらキュウリと一緒に皿に盛ります。
  4. たれの材料をすべて混ぜ合わせ、豚肉にかけたらできあがり。

生ハーブの香りが爽やか
ハーブチーズのカナッペ

ひとくち大に切ったパンやクラッカーに、野菜やチーズなどをのせた料理「カナッペ」。いろいろな具材をのせて楽しむのもいいですが、手間をかけずにおいしく作れる「ハーブチーズのカナッペ」もおすすめです。お好みの生ハーブを細かく刻んでクリームチーズに混ぜ、クラッカーにのせるだけ。これだけでハーブの香りとクリームチーズのほのかな酸味が楽しめるおつまみになります。これには、爽やかでフルーティーな味わいの「シードル」がピッタリ。リンゴの甘みと酸味が、ハーブチーズの風味を引き立てます。

材 料

(2人分)

生ハーブ
イタリアンパセリ…2g
バジル…2g
ディル…2g
クリームチーズ…100g
クラッカー…適量

つくりかた

  1. クリームチーズをボウルに入れ、常温に戻しておきます。
  2. すべての生ハーブをみじん切りにし、クリームチーズと混ぜ合わせます。
  3. クリームチーズが滑らかになり、ハーブが均一に混ざったら、クラッカーに塗って完成。お好みでレモンピールやピンクペッパーをトッピングすると、味のアクセントになります。

ネギの甘さが際立つシンプル料理
長ネギの丸焦げ焼き

長ネギのおいしさは、なんといってもその甘さ。とくに焼くとその甘さが増すことから、長ネギ農家では「焼きネギ」を食べることが多いそうです。またスペインでも「カルソッツ」という長ネギを、炭火で真っ黒に焼いた「カルソターダ」と呼ばれる料理があります。そんなシンプルな味わいの料理に合うビールは「IPA」。ホップの香りと苦みの利いた味わいは、長ネギの素朴な甘さをさらに引き立ててくれます。

材 料

(1〜2人分)

長ネギ…2本
塩…適量

つくりかた

  1. 長ネギの青い部分を切り取って白い部分だけにし、それを半分に切ります。
  2. 長ネギを魚焼きグリルに入れたら、強火にして焼きます。全体が真っ黒に焦げるまで、まんべんなく返しながら10~15分ほど焼きます。
  3. 長ネギが真っ黒に焦げたら取り出し、外側の黒い皮をむきます。そして、ひと口大に切って、皿に盛り付ければできあがり。塩やしょう油、ポン酢など、お好みの味付けでいただきます。

小鍋で作るぜいたくおつまみ
ひとりアクアパッツァ

アクアパッツァは、タイやタラ、スズキなどの白身魚を水や白ワイン、トマトなどと一緒に煮込んだイタリアの料理。魚を丸ごと1匹使うと、見栄えのするパーティ料理になりますが、今回は切り身を使って1人用のおつまみにしてみました。濃厚な魚介のダシとシンプルな味付けに合うビールは、爽やかでライトな飲み口の「セッションIPA」。程よい苦みとホップの香りが料理を引き立てます。

材 料

(1人分)

白身魚…1切れ
アサリ…8個
プチトマト…4個
黒オリーブ…5個
ケイパー…大さじ1/2
ニンニクみじん切り…大さじ1/2
オリーブオイル…大さじ1/2
白ワイン…1/2カップ
塩…適量
コショウ…適量
イタリアンパセリ…適量
スライスレモン…1枚

つくりかた

  1. 白身魚の切り身(今回は金目鯛)に軽く塩、コショウを振り、水分が出てきたらキッチンペーパーなどで拭き取ります。
  2. 熱した鍋にオリーブオイルをひき、白身魚を皮から中火で2分ほど焼きます。焼き色が付いたら裏返します。
  3. 鍋の空いたスペースでみじん切りのニンニクを炒め、香りが出てきたら、砂抜きしたアサリ、プチトマト、黒オリーブ、ケイパー、白ワインを入れて強火にかけます。
  4. 沸騰したらフタをして弱火にし、3分ほど蒸し焼きにします。味見をして塩気が足りなければ塩、コショウで味を調えます。
  5. 味が調ったら、イタリアンパセリとスライスレモンをのせて完成。